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告白多重人格: わかって下さい。私たちのことを

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『告白多重人格: わかって下さい。私たちのことを』はセカイモンで28b1a0bから出品され、508の入札を集めて04月13日 3時 39分に、2380円で落札されました。即決価格は2380円でした。決済方法はに対応。鳥取県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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ルイと7人+12人のマリア+54人のヒロ…。「多重人格」という特殊な病について少しでも理解して欲しい、という強い願いのもと、3人の多重人格者とその診療にあたった精神科医の実録レポート。解離性同一性障害、俗に「多重人格」とされる3人の患者たちの診療プロセスを、実際の面接記録をもとにしながら克明に再現したドキュメント。著者は、これまで70人あまりの治療にたずさわってきた精神科医、町沢静夫であるが、本書は患者たち自身の提案により編まれたものである。それだけに、彼らが多重人格にいたった原因、戸惑い、悲しみ、苦痛を、よりリアルに、かつ、赤裸々に告白したものとなっている。リーダーのエリを筆頭に、12の人格を持つマリア。主人格が20年間も眠らされていたという直子。54もの人格を持ち、主人格さえ判然としないヒロ。にわかには信じがたいその症例から浮かびあがる彼らの人生は、あまりに壮絶である。マリアとヒロは、父親に性的虐待を受け続けた末に、父親を裁判で訴える。直子は、自殺願望を持つ人格によって、トラックに飛び込んだことがある。彼らが抱える心の傷は、いっさいの好奇の視線を寄せつけないほどに深く、やるせない。本書は、要因とされる幼児虐待やいじめなどの社会問題だけではなく、人間とは何かという命題までもが見えてくるほどに多くの示唆を含んでいる。しかしなにより、3人の魂の叫びに触れた読み手は、多重人格に対する無知と誤解が少しでも減っていくことを、祈らずにはいられないだろう。「自分の体が欲しかった」と語る直子の別人格ルイが、だからこそ多重人格というものを「生み出してはならない」と口にする場面には、胸がしめつけられる思いがする。

カテゴリー:	本・雑誌・漫画>>>本>>>健康・医学
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