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ミャンマーで入手、半透明白の水晶、太めと細めの面取り管ビーズ、胎の1部に青緑も

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『ミャンマーで入手、半透明白の水晶、太めと細めの面取り管ビーズ、胎の1部に青緑も』はセカイモンで00e155から出品され、497の入札を集めて04月02日 5時 17分に、2958円で落札されました。即決価格は2958円でした。決済方法はに対応。山口県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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本品は、半透明の白くみえる白化した水晶の管玉4つで、太めの管玉3つは、緩やかな八角柱に面取りされています。太い管玉と半透明で白く一部青緑の管玉では、マーバー台（成形台）で擦って平面を成形し、細長の管玉では、細くて擦りがされず小さな孔の跡が多く残り、地中に埋もれた土が入り込んでいます。　半透明で白く青緑の管玉では、水晶の細く丸い線が何本も下に膨らむ、花綱模様が見え、他の3つでも薄い乳白の水晶のためうっすらとは見えます（5，3枚め）。　穿孔は約1㍉と細く、太い管ビーズで片方は約1㍉、他方は約2㍉弱と相違し、一部青緑の管玉でも約2㍉弱で、硬度7の硬い水晶では、できる限り細くしたと想定されます。同じ硬度のカーネリアンの古い穿孔方法は、針状の道具を弓の弦に巻き回転させますが、本品にも用いたのか、あるいは、単純に細い道具で穿孔したのかもしれません。　古い穿孔様式が施されたのは確実で、孔から覗きますと奥中央が孔は狭くなり、また、双方からの穿孔を内部で合わせる時に生じるズレが、一部青緑の管玉で確認できます。半透明の胎に見られる青緑は、長期間にわたり地下に埋まっていたことで、銅を含む周囲の土壌と化合して青緑が付着したと考えられます。　本品の管ビーズ類例は、ササン朝期（3-7C）ころの円筒印章を含む水晶ビーズの連で、印章以外の管ビーズに見られます。また、インド・ヒマラヤの、いわゆる「焼けたメノウ」burned agateにも類似するようにも見えます。この名称は、長く地中にあって焼けたメノウのように見えるためとされ、本品も埋もれた土が小さな孔見られます。ただ、「焼けたメノウ」は、不透明で縞模様などがありますので、透明、半透明の本品の管ビーズと相違します。　本品のような、水晶やメノウの管ビーズは、類例がパキスタンで4-8C頃に、また、多くはイスラム期の10Ｃ頃に見られるとされます。入手したのはミャンマーですので、インド・ヒマラヤのいわゆる「焼けたメノウ（ここでは水晶）」や、パキスタンで見られる、イスラム期の類例に該当すると想定できそうです。　本品は、出会うことの少ない珍しいビーズで、同時に、遅くともイスラム期の10Ｃ頃までに制作された面取り管玉で、インド・ヒマラヤの文化にも関わる、興味深いビーズです。サイズ：白く青緑のある管玉　高さ　約17㍉　幅　約7㍉　孔大　約2ミリ

カテゴリー:	ホビー・楽器・アート>>>美術品・アンティーク・コレクション>>>その他
商品の状態:	やや傷や汚れあり
配送料の負担:	送料込み(出品者負担)
配送の方法:	佐川急便/日本郵便
発送元の地域:	東京都
発送までの日数:	2~3日で発送